米づくりのこと
2022.05.30
5月もまもなく終わり。
ここ最近は毎日田植えに励んできましたが
今年も今日で無事に終わりそうです。
これまではWEBでは品種や商品のご紹介をしてきましたが
農園主から帰山農園の取り組みなんかも
時々お知らせしていきたいなと思います。
その前に田植えの様子を少しだけお届けします!
苗の生育も順調で良い状態での田植えになりました。
帰山農園は5品種のお米を作っているので
田植えも1週間ほどかけて総出で行います。
ここからは毎日天気を読みながら田んぼに向き合っていきます。
秋の収穫を楽しみにお待ちくださいね。
(ちなみに農園主が苗を愛でている写真は
先日農園を視察してくださった料理家の松田真枝さんが撮ってくれました)
帰山農園はJGAP認証農場になりました。
そもそもGAPというのは
GOOD(適正な)
AGRICULTURAL(農業の)
PRACTICES(実践)
の略で、日本GAP協会が認証するのがJGAPです。
とっても簡単に言ってしまうと
農業の国際基準である“GAP”を取得して
日本の農業を世界基準に押し上げるためのもの。
持続可能な農業を目指そうという目的があり、
農薬を減らして〜ということとはまた違った基準があります。
なので審査もなかなか厳しく
最終的に130項目程の書類審査と
農園内の確認が8時間に渡って行われます。
▶︎残留農薬や異物混入の可能性がないかという
食の安全性
▶︎廃棄物をきちんと処置して有効活用しているかなどの
環境保全
▶︎労働中の災害リスクがないかどうかという
労働の安全
▶︎追跡、識別がきちんとできているかなどの
信頼できる販売管理ができているか
▶︎働いている人たちの人権が守られているかという
労務管理やコミュニケーション
▶︎地域の取り決めを守れているのか
などなど生産工程の全てに関わってくるもの。
こうしたたくさんの基準をクリアした
「安全な環境下で農作物を育てていますね」
というのがJGAP認証なのです。
書類づくりも現地視察もなかなかハードではありますが
いつもお米を食べてくれるみなさんが
帰山農園のお米を安心して選べるようになればと思っています。
今日はそんなJGAPのお話でした。
ちょっと難しい話になってしまたので
最後に配達途中にみえた小谷石の海をおすそわけです。
雲がまるで気持ちよく飛んでいく鳥のようでした。